こんにちは、そろそろ花粉症歴30年になるとっけいです。
ついに花粉の飛ぶ季節がやってきましたね。天気予報でも花粉飛散情報のコーナーが同時に流れるようになりました。
今回は花粉の苦しみを少しでも減らすため、外出時・帰宅時・在宅時に効果的な花粉対策についてまとめましたので、参考にしていただけると幸いです。
目次
花粉症とは

はじめに花粉症についてみていきましょう。Wikipediaでは次のように書かれています。
花粉症(かふんしょう、英: hay fever、pollen allergy、pollen disease、医: pollinosis または pollenosis)とはI型アレルギー(いちがたアレルギー)に分類される疾患の一つ。植物の花粉が、鼻や目などの粘膜に接触することによって引き起こされ、発作性反復性のくしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみなどの一連の症状が特徴的な症候群のことである。枯草熱(こそうねつ)とも言われる[1]。日本においては北海道の大半を除いてスギ花粉が抗原となる場合が多い[2](スギ花粉による花粉症についてはスギ花粉症参照)。
植物が自らの遺伝情報をを次世代に残すために必要な花粉ですが、私たちの身体を苦しめているわけですね。
それでは花粉症対策を見ていきましょう。
外出時の対策 ー花粉をシャットアウトー

外出する以上、空気中を飛び回っている花粉から逃れることはできません。花粉と粘膜との接触を防ぐためには、目・鼻・口の3箇所を徹底的にガードする必要があるでしょう。マスク・目薬、それでも収まらない方はゴーグルをすることになります。
正しいマスクの選び方と装着方法
鼻や口から花粉を取り込まないために最も有効な手段がマスクです。花粉対策でマスクを選ぶポイントは下記の2点。
・ワイヤー入り
・プリーツ(折り目)のあるもの
これらの点を満たしさえすればどのようなマスクでも問題ありません。近年、高性能のマスクが登場していますが、単純に花粉症対策のみで装着するのであれば安価なものいいでしょう。
一般的なマスクの網目は5μmであるのに対して、スギ花粉の大きさは20μmと大きいため、通常のマスクでも十分に花粉症予防が可能です。
一方で、ウイルス対策のためには専用の高性能マスクが必要です。マスクの網目5μmに対してインフルエンザウイルスの大きさは0.1μmと小さいため、普通のマスクを使って予防した気になっていても実際はザルのように通しまくりです。
これで正しいマスクの選び方がわかりましたが、問題があります。それは、顔とマスクの隙間が空いていれば、そこからは花粉が自由自在に通り抜けるということ。
正しいマスクの装着方法
せっかく花粉予防のためにマスクを着けていても、誤った方法で装着していれば効果が半減してしまいます。正しく装着し、顔とマスクの隙間を防ぐことが重要です。
正しいマスク装着のポイントは下記の3つ。
・鼻を出さない
・ワイヤーを折る
・アゴまでマスクで覆う
1つずつ見ていきましょう。
鼻を出さない
意外と目にするのが鼻を出してマスクをしている人。
当たり前ですが、鼻から花粉が侵入してしまいます。仮に風邪予防だとしても、鼻から入ってきてしまうため、予防効果はほとんどありません。口元が覆われているので、周りの人への飛沫感染防止にはなっていますが、装着するのであればしっかりと鼻まで覆いましょう。
ワイヤーを折り顔にフィットさせる
顔とマスクの間の隙間で最も大きいのが鼻の横です。
しっかりとワイヤーを折ってマスクを顔にフィットさせましょう。二つ折りにしてから使うぐらいの気持ちでいいと思います。
アゴまでカバーする
鼻を出したマスクの着け方に次いで多いのが、アゴむき出しの人。せっかくマスクをつけているのですから、アゴの先までマスクを伸ばしましょう。急に怪しくなりましたが花粉症予防のためには仕方がありません。
プリーツを伸ばすことで、側面及びマスクの下の隙間からの侵入を防止できるようになります。
実際に上記の正しいマスク装着法を実践すると顔の8割は隠れてしまいます。花粉症は予防したいけれどそこまではちょっと・・・という方には次のスプレー式のマスクがいいでしょう。
スプレー式のマスク
仕事の都合上、常にマスクをつけていることは難しい。そうでなくてもマスクを着けていると耳が痛くなったり、顔がざわついたりと、結構なストレスに感じる方にはスプレー式のマスクがいいかもしれません。
個人的に一番おすすめしたいのがこれ。自分の花粉生活が劇的に変わりました。1度顔にシュッとスプレーするだけで5時間程マスクを着けずとも生活できる優れモノです。
目薬
花粉で目がゴロゴロして仕方がないという場合は、目薬をしましょう。普通の目薬を選んでも花粉症には効果がありません。抗アレルギー用のものを選びましょう。
当然ですが、病院で処方される目薬が最も効果が高いです。
しかしながら、病院に行く暇がなかったり、とにかく今すぐに抗アレルギーの目薬が欲しいんだ、という方にはアルガードのクリアブロックがおすすめです。第2類医薬品に該当しており、病院で処方されるものと近いといえるでしょう。
ゴーグル
目のごろつきを防ぐために、JINSだとかゾフだとか花粉症予防用のゴーグルを出しています。個人的な感想ですが、正直そのためだけゴーグルに着けるのって・・・僕はかなり抵抗あります。
メガネの上からでもつけることができるモデルも売られていますが、もともとメガネの人はメガネオンメガネになってしまいます。ツッコミ待ちしているようで恥ずかしいです。
最終手段はこれですね。通常のマスクの上からこれを装着すれば花粉を100%シャットアウトできるのは間違いないでしょう。ついでにサバゲーを楽しむこともできます。
帰宅時の対策 ー家に花粉を持ち込まないー

上記の外出時の対策で花粉症の症状を抑えることができましたが、そのまま家に帰ってしまっては衣服に付着している大量の花粉を家の中に持ち込んでしまうことになります。これを防ぐためにも帰宅時の対策をしっかりと行いましょう。
帰宅したらまずは洋服ブラシを使う
面倒かもしれませんが、帰宅時には必ず洋服ブラシを使って衣服に付着した花粉を根こそぎ落としましょう。これをするのとしないのとでは雲泥の差、月と鼈、鯨と鰯です。 自宅で快適に過ごすためにも必ず行いましょう。
ブラッシングのやり方は下記の通りです。
①上着を着たまま肩・袖をブラッシング
②上着を脱いで全体をブラッシング
※繊維の流れに沿って丁寧に行いましょう
間を空けずにお風呂に入る
洋服ブラシで上着についた花粉は取り除きましたが、まだまだ体には大量の花粉が付着しています。特に頭髪。髪の毛にはおびただしい量の花粉が残っているのです。帰宅してブラシをかけ終わったらすぐにお風呂に入ってすべての花粉を洗い流してしまいましょう。
普通にお風呂に入って頭を洗えば完璧です。
在宅時の対策 ー持ち込んだ花粉を撃破するー

不幸にも花粉を家に持ち込んでしまった場合の対策です。換気をしたり、洗濯物を取り込む際にもある程度は入ってきてしまうので仕方ありませんね。
家の中の花粉を取り除く方法としては、拭き掃除と空気清浄機の2つがあります。
落ちた花粉を拭き取る
掃除機を使えばいいんじゃないのと思われるかもしれませんが、掃除機の風流で花粉を舞い上げてしまいますし、そもそも掃除機のフィルターが粗いため花粉を吸着することができません。
面倒ですが拭き掃除をしましょう。
クイックルワイパーのようなスティックのついたものを使うと便利です。花粉を取りきったらそのままゴミ箱へIN。
空気清浄機で花粉を吸い取る
在宅時の対策で最も楽チンかつ効果があるのが空気清浄機です。空気が乾燥していると花粉が舞いやすいのですが、空気清浄機には加湿機能付いているため、部屋の中での花粉の飛散を予防することができます。
しかしながら、空気清浄機をただ設置するだけでは不十分。空気清浄機は空気を吸い込んでその中にある物質を粉塵を取り除いているため、花粉が入ってくる場所・部屋の中で空気がどのように流れるかを調べて適切な場所に設置することが重要です。
具体的にどこに設置すればよいのかというと、玄関あるいはエアコンの真下です。
2ヶ所あることで少し迷うかもしれませんが、それぞれのメリットとデメリットについて知り、より自分に合った場所に設置するようにしましょう。
玄関に設置する
花粉の付着した人の出入りが大きく、帰宅時に洋服ブラシで花粉を落とす玄関には大量に花粉が存在しています。要は花粉がたくさんある場所に空気清浄機を置いて、すべて吸いつくしてしまおうというわけです。
メリット
・玄関で花粉をシャットアウトすることができる
デメリット
・部屋の中に入り込んでしまった花粉には効果が薄い
エアコンの真下に設置する
冬場であればエアコンからは暖かい空気が上から下に向かって流れることになります。この風流を利用して空気清浄機の効果を高めようというわけです。エアコンをつけていない場合、壁際が空気の循環する場所になります。
メリット
・自分がメインで生活する空間の花粉を除去できる
デメリット
・花粉が部屋に入り込むのを防ぐ効果が薄い(空気清浄機で取り除けるので問題なし?)
ちなみに、僕の場合はエアコンの下に空気清浄機を置いています。
舌下免疫治療法 -根本的に解消したければ-

上記で挙げてきたものはいずれも症状が出るのを未然に防ぐ対症療法的なものばかりです。根本的に花粉症を治す方法としては、舌下免疫療法があります。
継続的にスギ花粉のエキスを舌下に含み、数分待った後飲み込むことで、花粉を異物と認識しないようにする方法です。
なんと治療を行った約80%の方で花粉症が改善されたということです。花粉対策にも疲れて、根本的に解決したいという方にとっては是非とも受けたい治療法ですね。
ちなみに、なぜ舌の下(ダジャレではない)なのかというと、アレルギー反応に関わる免疫機能を持つリンパ節に届きやすいというのが理由のようです。
昔は2014年から保険適応対象になっています。2年以上の長期間かかる治療法ですが、根本的に花粉症を解消した方にはおすすめの方法といえるでしょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。今年も辛い時期がやってきましたが、今回ご紹介した内容で花粉シーズンを乗り切りましょう!
本記事が皆さんの花粉症対策に役立てば幸いです。
ではさいなら!